特別クラスのワークを通しての学び
 

 8月、9月、10月に東京、名古屋、大阪の3会場、4日間特別クラスを行わせていただきました。今回の特別クラスでは今までと違った試みとして、2つのワークを行い、参加者のみなさんから「よかった」という声を多く聞きましたので、それらのワークについてお話したいと思います。それぞれのクラスの感想や風景などは、セミナー報告をご覧ください。

 

 今回行った2つのワークの一つ目は「無言の探索」というワークです。これは、2人ペアになり、片方の人が目隠しをし、もう片方の人はその目隠しをした人を誘導します。声を出してはいけません。言語というコミュニケーションをせずに相手とコミュニケーションを取ります。視覚を閉ざされ、頼るべき人は自分のパートナーになった相手しかいません。人間がいかに「言語」というコミュニケーション以外のものを使っているかがよくわかります。30分この状態でいろいろなところを散歩するのですが、目隠しをしている人は、相手にゆだねるこころを、誘導している人は、相手に安心感を与える工夫を考えます。30分の間には、二人だけの非言語的なコミュニケーションができあがってきます。公園ですべり台をした、ブランコをした、一緒に音楽に合わせて踊りを踊ったなどというペアもいました。また目隠しをすることで、残りの五感、「聴覚」「嗅覚」「触覚」が鋭くなります。ワーク体験者の声として多かったのが、「風が気持ちよかった」「日陰と日なたの違いがすごくわかった」「音にすごく敏感になった」「相手の手のぬくもりがここちよかった」といった感覚系でした。私たちは、目で見たり、話をすることで相手の動き、反応を多く感じ取りますが、それ以外の感覚もとっても大切なのだということがこのワークで感じることができます。                                   

ワーク終了後は、何ともいえない相手との信頼関係が生まれたりします。ぜひみなさんもパートナーと試してみてはいかがでしょうか?

 

 もうひとつのワークは、「人間関係地図」という作業です。これは画用紙に綺麗な色のチラシや折り紙などを使って自分の関係を貼り絵をしながら作っていくものです。まず自分のイメージする色、形を切り取り、自分の位置と思われる部分に糊で貼り付けます。その後自分の周りにいる人の関係や深さを考えながら、色、形をイメージして貼り付けていきます。これも無言のまま作業をしていきます。貼り付ける作業が終わったら、ペンなどでその相手との関係を線で結びます。太さ、線の状態は関係にあわせて描きます。チラシなどは、ハサミを使って切ってもいいですし、手で切ってもいいです。相手にあわせてそれも選んでいきます。

このワークは、いつも考えることのない、自分の回りの人との関係を見つめなおします。自分がいかにいろいろな人と関わって生活しているのかということがわかりますし、自分の内面的な世界を見ることができます。ですから、その時の状況に応じて描かれる地図は変わってきます。私自身、2回このワークをしましたが、1回目と2回目では5ヶ月ほどの期間が空きましたが、まったく違った人間関係地図が描かれました。                             自分と自分を取り囲む人々との関係、自分の思いを整理するときにこのワークは大変役立つと思います。

 

今回はこのようなワークを通して、「自分をみつめる」「五感を感じる」という部分に焦点を当ててみました。これからもこのようなワークを通して、さまざまな自分に合えるような活動をしていきたいと私自身考えています。

niimi