藪田先生の食事Q&Aコーナー

第1回目の食事記録に協力していただいたモニターさんにアンケートを実施し、食事で悩んでいること、迷っていることを教えていただきました。
今回はいくつかピックアップし、藪田先生に回答していただきました。
みなさんも、同じようなことで悩んだり迷ったりした経験はありませんか?ぜひ参考になさってくださいね。

 

Aさんの質問

料理が得意でもないのでレパートリーが少なく、どうしても動物性のものをメインとした食事になってしまいます。
男性と女性では、性が違うから食事の 面でも男性は動物性をとった方がいいと思うが、ちょっと太り気味の旦那さんなので、私と同じように動物性を少なくしてもいいのかどうか。 (ただ、旦那さんは動物性が大好き・・・)
藪田先生より

食事は”おいしく楽しく”が大切です。
大好きな肉類が急に消えた夕食は 、どんなものになるでしょうか。1日の仕事を終えて帰宅したのに、妻からの「これは体にいいから」という理由で野菜主体の夕食は、とても辛いです。

食事を共にする相手が、食事をどのような期待をもっているかを思い遣ることが大切です。その相手がベジタリアン(植物性の食材が体にいいと思ってい る)の友人であれば、今のあなたと同じものをおいしくいただけます。

しかし、夫は、肉料理がおいしいし元気が出るというイメージを持ってい ればあなたの思っている体にいい食事とは、大きな隔たりがあります。

肉類が大好きならメインは肉類で、他の副食を植物性の材料で作りましょう。付け合せや箸休め程度のお惣菜は植物性で工夫。こちらの方のレパートリーを 増やしていきましょう。

正しさを押し付けることは逆効果になる場合が多いものです。又、食べさせるという上座の気持ちが相手に伝わります。食べていただく気持ちを大切に 。

 

Bさんの質問

正直なところ、食事というものは「楽しむこと」が大前提だと思っています。 肉も食べたい、お酒も飲みたい。おやつも食べたい。主人にもおいしいと言って食べてもらいたい。「体によい」からといって、ずっと「我慢」し続けるというのも健康的ではないと思います。
でも、「明日の体を作るもの」あることも事実です。そのバランスが難しい。判断基準がわかりません。

藪田先生より

おいしいと感じて食べた時や、思う存分食べた時は”幸せな気分”になります。
このように食事を楽しむことは、唾液や消化液の分泌が高まって、消化能力に大きく影響を与えます。しかし、楽しさだけを追求していると、栄養バランスが崩れてしまいます。おいしさの快感、満腹感の快感だけでは「明日の体を作るもの」とはいきません。

そのために、もう一方の”幸せな気分”を味わいましょう。それは空腹の快感を体感することです。胃もお腹もすっきりして爽快な気持ちになります。

この二つの満足感を体感できるようになると、食べ過ぎや偏食の不快感を わかり、食べすぎなのか、偏食ではないのかの判断基準が、体が教えてくれるようになります。

適当にお腹が空いていて、食べる量も余裕があればあるほど、料理そのも のを深く 味わうことが出来、食べた後も余韻を楽しむことができます。 このとき、体内では順調に消化機能が働いていきます。

 

Cさんの質問

間食についていつも困っています。
小腹がすくと、すぐ食べれる何かに手が出てしまいます。
またもらい物などあるともったいない気持ちが捨てられず、食べてしまいます。これはどうしたらいいのでしょうか?

藪田先生より

間食は文字通り、食事と食事の間にいただくものです。 朝食の後に掃除、洗濯、きょうはトイレを念入りに。玄関も気分を変えて ・・・
ここでちょっと一息。お茶とおやつでもいただいて、のんびりと。 一息入れた後は、さあ、やりたいことをしよう。手芸だ、買い物だ、読書だ、仕事だ・・・

家事から仕事へ、家事から趣味へと切り替える時に、間食は気分転換に役立ちます。 コーヒーブレイクという言葉も、一息入れる時に使います。そのくらい、頭も体も動いているときに有効であるということですね。

間食は良くないと考え過ぎていると、悪循環に入っていきます。日常で一息入れるほど楽しく頭と体を使う工夫も大切です。

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Dさんの質問

動物性たんぱく質はかなり取っていますが、妊娠しないこと以外、特に支障はありません。
働いているので料理に時間をかけることができず、主人が肉好きなのでメニューは主人の好みに合わせて作っています。たまに、主人が食事を作ってくれるときもあり、動物性たんぱく質を除くことは難しいです。

もしかしたら、自分の食生活はこれくらいでいいかもしれないし、よくないかも しれない。動物性食品をどの程度まで減らすのがよいか、アルカリ性食品をどれくらいとったらよいかという目安がよくわかりません。

藪田先生より

妊娠しないこと以外に特に支障はないという事ですが、生理不順、排卵障 害、子宮筋腫、内膜症などのトラブル、又、月経痛や月経前緊張症の症状に、目を向けるべきです。支障がないのではなく、このようなトラブルがDさんにとって支障です。

体質改善は、食事やアサナ、精神的なものなどが関わっています。その中で食事も見直すことは重要です。食べ物は、自分の血や肉になります。食べ方によっては 血液は酸性過多となり、子宮内膜を作る血液が濁っていては、上記のトラブルを招くことになります。

時間に余裕がないなら、少ない時間でできるものを工夫しましょう。野菜と肉類、野菜と魚類、山のものと海のもの、手作りと買ってくるものというように、組み合わせを考えましょう。

ご主人が作ってくれる肉料理をどうにかならないかと心配するより、自分で作る料理内容を工夫していきましょう。その心構えが尊いものです。

 

Eさんの質問

私は、以前から腸が弱く下痢が多かったり、便秘と下痢を繰り返したりしています。 こんなことではせっかく食べたものの栄養がちゃんと消化吸収されているのかが疑問です。
腸の調子をよくするために食生活の面でどんなことをしたらいいのか試行錯誤をしています。

藪田先生より

便秘と下痢はどちらも消化能力の低下です。食べ物の味をしっかりと味わっていますか。 しっかりと味わっているときは、よく噛んでいます。よく噛んでいるから唾液も出ます。唾液の分泌は消化液の分泌を促します。

又、心も状態も消化能力と深く関わっています。食事の時は料理と向き合いましょう。 食べているのに他ごとを考えていることはありませんか。食べ物は血や肉になって栄養となります。栄養となってくれる食べ物のことを粗末に扱うと、粗末に返されます。せっかくの料理を前に、気持ちが料理から離れていれば、食事は生命の糧になってくれません。
ありがとうの気持ちでいただけば、食べ物も応えてくれます。

このような些細なことを毎日実行しましょう。体はいつの日か応えてくれます。応えてくれた体が本当の声です。こうすれば体は喜んでくれるとわかります。実行しなければ、いつまでたってもわかりません。

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Fさんの質問

朝食は長年の習慣でどうしてもパン食になってしまいます。食品分類表を見ると陰性の食事になっているのですが、そのほかの食事(昼食、夕食)で陽性の食事内容であれば、バランスは取れる、という事なのでしょうか。

藪田先生より

毎食ごとにバランスが取れているように工夫していきましょう。ただし手軽にです。 妻が冷え性であれば、陽性のものを多くし、ご主人には陰性のものを多めに。 パン食の朝の場合、レタス、トマト、ブロッコリー、ニンジン、レンコン などの野菜を用意したら、レタス、トマト、ブロッコリーは夫に多めに。レンコ ン、ニンジン ブロッコリーは妻のサラダに。

又、食パン以外のパンや、飲み物も陽性のものがいろいろあります。 今までのものを全廃することよりも、目先を変える工夫をしましょう。

朝食に陰性が多いと感じたら、ひとりでいただく昼食は、玄米おにぎりとお味噌汁に すれば解消されます。昼食が自分だけという人は、この時に調節しましょ う。誰にも気遣うことなく、量や食材を選ぶことができます。

 

Gさんの質問

料理に使用する「油」について高野豆腐で酢豚風やウナギの蒲焼風を作るときに、おいしくするために油を多めに使いました。
植物性の良質な油を使うとはいえ、油のとり過ぎは体に良いとはいえません。それならば、思いきって少な目の豚肉やウナギにしちゃえばいいのにとも思いますが、どうでしょうか。

藪田先生より

豚肉はたんぱく質(必須アミノ酸)が多く含むという長所があります。
体を動かした 後に食べたいというのは、栄養補給の理にかなっています。しかし、栄養があり過ぎるために、十分、分解、中和されなくて毒素を発生しやすいという短所があります。

一方、高野豆腐は良質なたんぱく質と共に、消化、中和、分解、排泄作用を促進する物質が含まれています。

手術後や大怪我などの急性のトラブルの場合、完全に動物性を抜くことで 、治癒能力は 高まります。ですから少量の植物油で炒めた野菜と玄米、高野豆腐などのメニューは大きな効果を発揮します。

どちらが良いとか悪いの判断より、今日はどちらにしようかと考えましょう。両方のおいしさを味わった上で(どちらもおいしいことを知っている体にしておいて) 又、両方の食材の必要性を知った上で、今日の体調、気分などと相談しましょう。

 

Hさんの質問

すごく暑がりで夏は冷たい水分を取りすぎているように思います。冷たいものを一気には飲まないのでお腹を壊すことはありません。朝になると足にむくみを感じます。水分を取り過ぎでしょうか?

藪田先生より

冷え性の人が多いだけで、冷え性ではない人もいます。夏のクーラーは体が冷えて苦痛を感じる人、夜寝るときに足が冷えて寝られない人は冷え性です。一 方冬でも薄着が平気な人は、冷え性ではありません。

陽性の人は陰性の食べ物も多く食べましょう。といっても女性は男性と比べると陰性です。又、月経中や排卵前は低温期ですから、陰性ばかり摂るのはよくありません。

暑いから水分を摂るのではなく、食べ物を工夫しましょう。暑がりが解消されれば 水分の摂取量が減って腎臓の負担も少なくなり、むくみも解消されます。季節の野菜の中で葉野菜を多くします。
春=菜の花、キャベツ・夏=レタス、きゅうり・秋=キャベツ、・冬=白 菜、小松菜
他にもおいしい葉野菜を工夫してみてください。

 

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