妊娠出産で変化した心と身体・・・Hさん


●妊娠前
身体・・・陰性体質、気虚&於血。冷え性、疲れやすい、風邪をひきやすい、顔色が悪い、暖かい飲み物(食べ物)を好む、少食etc・・・身体は柔らかいが、筋力ゼロ。特に腹筋が弱い。
心・・・不妊期間が長かったのですが、その間「いつか必ず子供ができる。今はまだその時じゃないだけ」とずっと思っていた。不妊について勉強し、できる範囲でいろいろと試みたり(運動やサプリメントなど)、病院での検査、治療もできることはなんでもやってみようと意欲的。周囲から「子供ができなくてかわいそう」と思われるのが嫌で、元気に見られたいとの気合が入っていました。

*今思うこと*
「いつか必ず・・」というのはもちろん、「もしかしたら授からないんじゃないか」という不安の裏返し。でも信じようとしていました。不妊についての勉強というのは、治療についてがほとんどでした。今思えば運動やサプリというのは自分にあった努力とは思えません。もともと気虚なのに、様々な事に「気」を使うばかりで補充ができずエネルギー切れ。意欲はあるが空回りという状態でした。これじゃ妊娠のための「気」が残ってなかったなぁと思います。

<治療によって妊娠するも流産>

●流産後
身体・・・陰性体質さらに強まる。(心の影響?)
心・・・流産のショックで、最初は放心状態、その後世の中のすべてを恨み、生きているのが虚しいとさえ思いました。社会復帰してからは、「子供ができなくてかわいそう」に加えて「流産してかわいそう」と人から思われないように気を使い、元気なふりをし、心にはガードを張りめぐらせていました。妊娠願望は前よりさらに強まる。

<そんなころ妊孕ヨガと出会い、心、身体を健やかにしていくことの方向性がやっと見えてくる。2年間治療をストップ。その後治療を再開し再び妊娠>

●妊娠中
身体・・・陽性体質に変化。妊娠前の体質がほぼ180度反対になる。身体の柔軟性さらに増す。
心・・・不安になりすぎることもなく、落ち着いて冷静に妊娠を受け止める事ができました。アクティブに楽しんで妊娠期間をすごす事ができたと思う。今まで常にガス欠状態だった「気」が、この時ばかりは満タンだったなぁと思います。

*今思うこと*
「いつか必ず・・」と思っていたので「その時が今来た」という感じ。以前の妊娠の時は不安で不安でしょうがなかったのですが、今回は「どんな事があってもこの子の運命なのだから」すべて受け止めようというつもりでした。やっと本来の自分に戻ってのんびり、ゆったりしていました。

●出産後
身体・・・陽性体質さらに強まる。(授乳中のため?)身体が温かい、疲れてもすぐに回復、風邪をひかない、顔色がいい、冷たい飲み物を好む、大食etc・・・気虚についてはまだまだ改善の余地あり。産後、乳腺炎を起こす。身体の柔軟性は徐々に元に戻りつつある。筋力は産後に少し鍛えられたように思う。
心・・・毎日がとても満ち足りていて幸せ。たとえば、夜寝る時子供の顔が隣りにあって、朝目が覚めた時も隣りに寝ていること。それだけで毎日ハッピー。子供に対してゆったりと構えていられ、冷静に対処できる。(今まだ歩きもしない赤ちゃんだからそう思うのかもしれません)

○ふりかえって
子供が産まれてから「顔つきが変わったね」と何人かの人に言われてドキッとしました。不妊を意識しだしてからの数年間、なんだか心に余裕が無くていつもキリキリしていたと今になって思います。妊娠前にできなかったこと、それは「肩の力を抜くこと」でした。余裕がないと他人にも優しくできない、とても自己中心的な人間だったと思います。改めて反省しつつ、これからはゆったりと余裕のある大人の女性をめざしていきたいです。

「子供だけが人生のすべてじゃない」私がずっと思いつづけていたことです。でも、毎日母乳を飲み、すくすく成長する我が子と24時間離れずにいてとても幸せを感じています。産まれてからの1年間、乳離れするまでの間は「魔法の1年」と言うそうです。魔法のように幸せな特別な時間・・・この時が与えられたことに感謝して、私もこの1年だけは「この子がすべて」の母親になろうかなと思います。